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南薩線跡訪問 2018初秋 その4 

 投稿者:hvcc  投稿日:2018年10月 5日(金)05時03分43秒
編集済
  第4回は上津貫をリポートします。


 一気に上津貫へと向かう。
国道沿いの用水路に架かる短い桁は草に覆われ、見え難い状態であった。
上津貫駅跡も草が生い茂り、駅前商店も見え辛くなっている。
以前から気になっている点があり、すこし時間をかけて調査した。
というのも、行政によって設置された案内板には「現在、ホームのみが残るが、盛土の中に埋もれている。」と記載されている。

 駅跡に土砂が入れられた例としては隣の薩摩久木野、金山、加世田寄りの干河と上内山田がある。
このうち、干河は土砂が浅く、ホームの縁が見えていることは以前ご紹介した。
上内山田も幾らかの土砂が持ち去られた結果、ホームの縁が見える時期もあった。
薩摩久木野と金山は深く埋められており、現時点での確認は難しい。

 案内板に出ている写真は加世田寄りから撮影したようだが、最後まで運行に使用された線路跡側のホームの端付近、スロープになる辺りは確認できた。
画像説明の(5)にもあるように、「最後まで運行に使用された線路」跡は埋め立てられておらず、ホームの縁もすべて確認できた。
「列車交換可能な時代に使用された線路」跡部分は加世田寄り、ホームの端から約15mほど土砂が入れられている。
残りの部分、つまり枕崎寄りは笹竹などに蹂躙されてはいるものの、線路跡部分やホームの縁も確認できた。

 上津貫駅跡は「現在、ホームのみが残るが、盛土の中に埋もれている。」のではなく、「一部に土砂が入れられているが、ホームは確認できる。」というのが正しい記述であろう。
ノーベル賞が決まった某教授は「一番重要なのは、不思議だな、という心を大切にすること。教科書に書いてあることを信じない。常に疑いを持って本当はどうなんだろうという心を大切にする」云々と語っていたが、まさに的を得た言葉だと思う。


 これで2018初秋の訪問リポートは終わりです。
ご覧いただき、ありがとうございました。


画像説明(上から)
①国道沿いにある短い桁(画面右が加世田寄り)
②草に蹂躙され見え辛い駅前商店
③ホームの端付近(加世田寄りを背にして撮影)
④ホームの端部分(枕崎寄りを背にして撮影)
⑤今回の調査を基に作成した上津貫駅跡の見取図


 
 

南薩線跡訪問 2018初秋 その3 

 投稿者:hvcc  投稿日:2018年10月 3日(水)05時12分50秒
  第3回は加世田から、上加世田の先までをリポートします。


 加世田駅跡に立ち寄った。
言わずと知れたバスターミナルで、ロータリー内に2両の車両(機関車)が展示されている。
修復されて時が経ち、DD1201号の方は車体の色が褪せかけているように見えた。
それより驚いたのは、入口から直ぐのタクシー乗り場脇にある植え込みが雑草に蹂躙されていたことだろう。
木や花などがあれば除草剤は使えないから手で引くことになるが、「よくもここまで…」という感じ。
かつては鉄道の拠点駅、現在は空港バスなどが発着する「街の玄関口」なら、「もう少し手入れをしようよ!!」というのが正直ところだ。

 運動公園に寄って12号機を観察する。
相変わらず痛々しい姿だが、昨年、見かねた公園の関係者が屋根を貼り、窓を塞いだと聞いた。
屋根は原型と異なるが、とりあえず運転室の雨漏りだけは防げよう。
修復の話も聞くが、多くの部品が失われて腐食も著しく、何故ここまで放置、しかも野ざらしにしたのか、やりきれない気持ちだ。

 上加世田駅跡に立ち寄ると、平地部分の草は刈られていた。
しかし、給水塔は農協倉庫の側から少し見えるだけで、加世田トンネルに向かう線路跡もジャングル状態。
駅跡地は売却されておらず、雑草の目立つ加世田駅跡を見た直後だから、情けないけどこれが現実と感じる。
その先、内山田との間、国道と並行する築堤に桜が植えられたが、何本かは枯れて無残な姿を見せていた。

画像説明(上から)
①加世田バスターミナルに置かれた車両
②草に蹂躙された植え込み
③運動公園の12号機
④上加世田駅跡(枕崎寄りを背にして撮影)
⑤国道に並行する線路跡(加世田寄りを背にして撮影)

 

南薩線跡訪問 2018初秋 その2 

 投稿者:hvcc  投稿日:2018年10月 1日(月)05時14分23秒
  第2回は金峰山を望む定番の個所から、万之瀬川河畔までをリポートします。



 線路跡を転用した広域農道を進み、彼方に金峰山を望む個所に立ち寄る。
この辺りの田圃も稲刈りは早く、草が伸びて草原のようだ。
引き続き、南多夫施駅跡に立ち寄ると、道の脇にある案内板が目に付いた。
これは金峰山への案内表示だが、駅跡に立てられた南薩線案内板の表記と見比べてしまう。
駅跡に建てられた案内板はシールを貼って「金峯山」とされており、昨秋と変わっていない。
県や市などの行政、民間が発行するパンフレット類は総じて「金峰山」の表記であり、わざわざ「国土地理院の表記による」と但し書きまでして権威に頼らなくとも、ここは素直に地域の実態に合わせて「金峰山」とする方が良いと感じるが…。

 阿多を過ぎ、左へ逸れて東阿多駅跡に立ち寄る。
地元住民設置の駅名板は再建されておらず、少しがっかりした。
国道に出て万之瀬川を渡り、橋脚が残っている箇所に立ち寄る。
工事も終盤にさしかかったようだが、河岸の橋脚は草が刈り取られて良く見える。
早い時期に本来の橋台側が埋められたため、以前は橋台と錯覚していた。
川幅も拡げられ、対岸の痕跡などが失せた今、この橋脚が唯一視認できる万之瀬川橋梁の遺構である。
用水路を渡った先、線路跡は僅かな距離だが藪になっていた。

画像説明(上から)
①彼方に金峰山を望む(画面右が加世田寄り)
②南多夫施駅跡(加世田寄りを背にして撮影)
③右が金峰山への案内板
④東阿多駅跡(知覧寄りを背にして撮影)
⑤万之川河岸に残る橋脚(画面左が加世田寄り)
⑥市街地へと続く線路跡(伊集院寄りを背にして撮影)

 

南薩線跡訪問 2018初秋 その1 

 投稿者:hvcc  投稿日:2018年 9月29日(土)04時39分31秒
   南薩を訪問して来ましたので、数回に分けてご紹介したいと思います。
今回も日帰りにつき、断片的となることをお許し下さい。
第1回は上日置から北多夫施をリポートします。



 初秋の南薩は夏ほどではないものの、蒸し暑さが残っていた。
上日置駅跡も少し草が伸びており、これから草刈りをされることであろう。
復刻された駅銘板は旧沿線で最大の遺構にふさわしい。

 日置で国道に出て、吉利駅跡に立ち寄る。
あいにく駅前商店は開いていない。
ここも草が伸びており、少し残念な気がした。

 薩摩湖を抜け、伊作はスルーして伊作川河畔に立ち寄る。
ここも築堤は草に覆われて近寄り難い。
映画「男はつらいよ」のラストシーンはこの界隈で撮影された。
出演者の多くが物故者となり、時の流れを感じざるを得ない。

 広域農道を進み、北多夫施駅跡に立ち寄る。
過日運行当時の写真を見たが、駅前商店などの建物は草が邪魔して見辛い。
朽ちかけた駅舎、草が蹂躙する構内、その当時、人々の目にはどのように映ったことだろう。

画像説明(上から)
①上日置駅跡(伊集院寄りを背にして撮影)
②右手の待避線は草に覆われかけている(伊集院寄りを背にして撮影)
③復刻・設置された駅名板(画面右が加世田寄り)
④吉利駅跡(加世田寄りを背にして撮影)
⑤伊作川河畔の築堤(加世田寄りを背にして撮影)
⑥北多夫施駅跡(伊集院寄りを背にして撮影)

 

残暑お見舞い申しげます

 投稿者:待合室管理人  投稿日:2018年 8月13日(月)08時37分22秒
  廃線跡リポート並びに暑中お見舞い、ありがとうございました。
今年も南薩線跡に暑い夏がやってきました。これまで南九州の夏の代名詞でもあった集中豪雨や台風襲来が他の土地へ移っていった感があります。地球温暖化なのか、気候変動の影響なのか、何か大きなものが変わっていっているという印象を受けます。上日置駅が遺構を生かしつつ、自然な形で整備されている様子、嬉しくなりました。永吉駅や吉利駅の整備が廃線跡としての歴史的価値を考慮しないような形で行われたことに危機感を感じていただけに、上日置駅の落ち着いた佇まいは好感が持てます。上日置駅を起点に大田トンネルまでの廃線跡が、屋久島の縄文杉登山途中のトロッコ道のように自然な形で歩道として活用されるといいなと思います。
 

暑中お見舞い申し上げます

 投稿者:hvcc  投稿日:2018年 7月17日(火)20時03分58秒
  終着駅といえば、今でもこの風景を想い出します。  

南薩線跡訪問 2018春 その7 

 投稿者:hvcc  投稿日:2018年 6月 8日(金)05時10分26秒
  第7回は伊集院をリポートします。


 上日置から伊集院へと移動。
駅前の工事は概ね完成したようだ。
バス乗り場は駅舎に近く、タクシー乗り場は観光案内所の前付近に移っている。
駅前からの出口が加世田寄りに移動して、車は市街地へ直進できるようになった。

 この数年で伊集院駅は大きく変わり、南薩線の痕跡は神之川近くの短い築堤、そして橋台と橋脚だけである。
ともあれ、橋上駅はバリアフリー化と自由通路で利便性も向上し、地元の人には喜ばれるだろう。
いささか複雑な気持ちで帰路に着いた。

 これで2018春の訪問リポートは終わりです。
ご覧いただき、ありがとうございました。

画像説明(上から)
①工事で約22m移動した島津義弘の像
②旧駅舎の端付近も面影は無い(加世田寄りを背にして撮影)
③バス乗り場付近
④観光案内所前付近のタクシー乗り場

 

南薩線跡訪問 2018春 その6 

 投稿者:hvcc  投稿日:2018年 6月 6日(水)06時20分20秒
  第6回は北多夫施と上日置をリポートします。


 日帰り訪問は慌ただしく、残された時間も僅かとなった。
阿多から広域農道に入り、北多夫施駅跡に立ち寄る。
芋畑の彼方には金峰山が見え、これもなかなか絶景だと思う。

 伊作駅跡の図書館に寄ったところ、奇遇にも南薩線関係者と遭遇した。
この件に関しては別の機会に紹介しようと思う。

 時間も押しているので、上日置まで直行する。
駅跡の入口付近に案内板が建てられていた。
早い時期に設置された永吉や吉利、しばらく後に設置された南さつまエリアのそれとはコンセプトも異なる。
昨年、惜しくも姿を消した東阿多と同様、地元の方が設置したのだとか。

 給水塔付近には木製のベンチとテーブルが置かれ、ホームには駅名板が設置されている。
駅名板は上日置の他に日置もあるので、居合わせた地元の方に聞いたところ、日置は実物を修復、上日置はレプリカだとの話。
レプリカといっても上手く作られており、字体も似せて書かれている。
構内の草も刈り取られ、待避線のレールが見えていたのが嬉しい。

画像説明(上から)
①芋畑の彼方に金峰山(画面の右が加世田寄り)
②新たに設けられた案内板(伊集院寄りを背にして撮影)
③案内板の裏面には写真が入る予定
④給水塔と休息スペース(伊集院寄りを背にして撮影)
⑤2枚の駅銘板が目を引く(加世田寄りを背にして撮影)
⑥待避線のレール(画面の右が伊集院寄り)

 

南薩線跡訪問 2018春 その5 

 投稿者:hvcc  投稿日:2018年 6月 3日(日)20時52分57秒
  第5回は内山田と上加世田の間から、万之瀬川河畔までをリポートします。


 内山田と上加世田の中間辺り、国道脇に短い桁が残っている個所に立ち寄る。
この場所から先、内山田に向けての線路跡は工場や駐車場などに変じているだけに、国道脇の短い桁は貴重な遺構だ。
その辺りから上加世田方面に向けて、国道沿いの線路跡に桜の植樹が行なわれた。
植樹された区間も終わろうという個所は草が焼き払われ、よほど火勢が強かったのであろうか、1本の桜は赤茶けた状態。
その付近、国道と線路跡の間には何やらモニュメント的な物、鉢植えなどが置かれている。
上加世田駅跡の近く、武田川河畔の築堤は草に蹂躙された状態であった。

 加世田の市街地を抜け、万之瀬川河畔に向かう。
工事も終わりに近くなったように見受けた。
河岸には万之瀬川橋梁の橋脚部分が残っているが、これからの季節は草で見え辛くなるであろう。

画像説明(上から)
①国道脇に短い桁が残る(加世田寄りを背にして撮影)
②植樹の終端近い個所(枕崎寄りを背にして撮影)
③鉢植えなどが置かれている(加世田寄りを背にして撮影)
④草に覆われた築堤(加世田寄りを背にして撮影)
⑤片方だけ残った橋台側から見た工事個所(加世田寄りを背にして撮影)
⑥河岸に残る橋脚(加世田寄りを背にして撮影)

 

南薩線跡訪問 2018春 その4 

 投稿者:hvcc  投稿日:2018年 6月 1日(金)06時08分16秒
  第4回は津貫から上内山田までをリポートします。


 津貫に移動し、酒造会社内の別邸に寄ってみた。
工場見学も含め、休日は訪れる人も多いそうだ。
国道を挟んだ津貫駅跡、最大の遺構はやはり石積みの倉庫だろう。
保育園庭の転車台跡には枕木に駅名標を取り付けてあるが、ひどく錆びており、歳月を感じる。

 干河駅跡に立ち寄る。
駅跡地の北側に住宅が建てられて久しいが、南側にはホームの縁が顔を出していた。
道路を挟んだ築堤にはアジサイが咲いている。
対岸の線路跡は草が生い茂っているが、時間も押しているので次の機会に譲ろう。

 上内山田の少し手前、河岸に残る橋台を確認したが、笹竹などに蹂躙されていた。
引き続き、国道橋から上内山田駅跡を俯瞰する。
長方形に草が生えていないのは何故だろうかと、少しばかり気になった。

画像説明(上から)
①津貫駅跡に隣接して残る倉庫(加世田寄りを背にして撮影)
②保育園庭の遺構(画面の右が加世田寄り)
③干河駅跡(加世田寄りを背にして撮影)
④アジサイの咲く築堤(枕崎寄りを背にして撮影)
⑤笹竹が蹂躙する橋台(画面の右が加世田寄り)
⑥上内山田駅跡(枕崎寄りを背にして撮影)

 

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