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歴史学び戦争繰り返さない

 投稿者:  投稿日:2017年 2月 9日(木)10時44分27秒 zaq3a558393.zaq.ne.jp
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  クローズアップ 東京

 歴史学び戦争繰り返さない 市民大学講座主催者の小菅京子さん

 夫の遺志継ぎ毎月1回


 本紙「首都圏」のページの「くらしの情報」欄は、8都県の地域や職場で、平和と民主主義を守るため、暮らしを守り、より豊かにするために取り組まれている市民運動や学習・文化活動、余暇活動などのイベントの案内を掲載しています。この欄に月に1度、案内を掲載して10年続けてきた手づくりの市民講座があります。山田朗明治大学文学部教授を講師に迎え、日本の近現代史を学ぶ「市民大学講座」です。共同主催者の1人、小菅京子さんは、2014年に亡くなった夫・善二さん(享年85歳)の遺志を継ぎ、学習会継続のために力を尽くしています。
 (笹島みどり)

 昨年12月、会場の東京都文京区のシビックセンター会議室を訪ねました。講座開始の30分以上前から多くの人が受けつけを済ませ、会場は40人ほどの人で埋まりました。
 京子さんは会場の入り口で「こんにちは」とにこやかに受け付けをしていました。

質問が相次ぐ
 この日、山田教授は、受講者の要望にこたえて「占領と民主化」の特別講義として、皇室典範を取り上げました。山田教授は、皇室典範が男系男子主義であるため、天皇家だけが男女平等原則の特例になっていると解説。有識者会議が皇室をめぐる問題を議論している状況について「女性の天皇を認めないのかなど論点はいくつもある。特措法ですべてを先送りにせず『主権の存する国民の総意』による地位について『天皇制かくあるべし』という根本的な所からの議論をすべき時だ」と話しました。
 質問の手がいくつも上がり、「伝統的な祭祀(さいし)と天皇の関係をどうみるか」「天皇制はファシズムに結びつくのではないか」など、時間いっぱいまで質疑が続きました。

〝グレーもある〟
 山田教授に講師の依頼をしたのは、京子さんの夫・善二さんでした。善二さんは、東京革新懇や治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟にかかわっていました。
 人柄について京子さんは「穏やかな人で怒ったことは見たことがない。私は物事をはっきりつけたがる性格なんですが、『人はね、白か黒かじゃないよ。グレーもあるんだよ』と口ぐせのように言っていました」と話します。
 その善二さんが1990年代後半、ある学習会で山田教授の講演を聞き、その日のうちに講師に〝スカウト〟。2000年代初頭には、約90人が集まる人気の講座になりました。
 亡くなる3年ほど前から、善二さんは体調を崩して講座に足を運べなくなりました。京子さんが持ち帰る参加者名簿を見て「この人は久しぶりに来てくれた」「こんな人も参加したのか」とうれしそうに話していました。「講座を続けてほしいという遺言はなかったんですが、あのうれしそうな姿をみていたから、講座を続けようと思ったんです」と話した京子さん。言葉をつづけて…。
 「口にして確認したことはないのですけど、夫があんなに飛びまわって活動していた原動力は『戦争を繰り返してはならない』、その一言なのだと思います。歴史を学び、話しあえるこの講座に新しい年も多くの人が参加してほしいですね」

「くらしの情報」欄
 「首都圏」のページに常設されているイベント案内欄です。ファクスや手紙などで届くチラシや文書をもとに、記者が平均15行程度の記事にまとめます。その記事をイベント主催者に確認を取ったうえで掲載しています。

 2017年01月14日 しんぶん「赤旗」
 
 
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